イェーテボリ裁判所増築 Göteborg Law Courts 1913,1919,1934-37

テッシンのクラシシズムとの調和を考えなければならなかった外観と違い、増築棟の内部は、新しい時代の表現の可能性をのびのびと謳歌している。広場のような吹抜けのホール、中庭に面した巨大なガラス面から入る日差し、木の質感を生かした柔らかくカーヴした壁面、重力の存在を忘れさせるほど存在感が消されたスラブ、爽快な気分にさせてくれる透明なエレベーター・シャフト、オブジェとしての観賞対象となった階段、光の存在それ自体に気づかせてくれるトップライト。裁判所に対するネガティヴな先入観を一掃する、明るく開放的な空間である。

立面図