スカンディア・シネマ Skandia Cinema 1922-23

ストックホルムで最もにぎやかな繁華街に面する、既存建物内のインテリアの仕事である。赤のビロードにポンペイ風の唐草模様や神話の神々をあしらった華やかな仕上げは、娯楽の王様だった当時の映画の祝祭の雰囲気を伝える。星のようにちりばめられた照明、月の形を模した拡声器、古代遺跡をかたどった壁のレリーフ、すべて異なるデザインが施された2階バルコニー席への扉などに、アスプルンドのイタリア旅行の思い出と、古典建築の世界への強い憧れがこめられている。