■ 概説
  東京大学赤門(旧加賀屋敷御守殿門)について、東京大学総合研究博物館の依頼により、昭和36年の修理報告書をもとに一部実測を行い、2次元図面・3次元モデル・CGを作成した。


■ 沿革
  1827年(文政10)加賀藩13代藩主前田斉泰は、11代将軍徳川家斉の娘溶姫(やすひめ)を正室に迎えるに当たり、三位以上の大名が将軍家から妻を迎える際の慣例にしたがい、朱塗りの門を創建した。
  江戸時代、大名家に嫁した将軍家の子女が居住する奥御殿を御守殿あるいは御住居(おすまい)と称し、その御殿の門を朱塗りにしたところから、表門の黒門に対して赤門と呼ばれた。赤門は焼失に際して再建を許されない慣習があり、この御守殿門は往時の原型を残す唯一の門である。
  建築様式は切妻作りの薬医門で、左右に唐破風の番所を置く。屋根上部の棟瓦には葵の紋、軒の丸瓦には前田家の家紋梅鉢を配する。
  1877年(明治10)東京大学に移管され、1961年(昭和36)に解体修理、現在は国の重要文化財に指定されている。


■ 建築データ
設計者:不詳 / 用途:門 / 重要文化財
竣工:1827年 / 構造:木造
所在地:文京区本郷7-3-1
交通:地下鉄丸ノ内線・大江戸線本郷3丁目徒歩5分
        地下鉄南北線東大前徒歩10分
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